国際商業会議所(ICC)の概要
創立
ICCの創立は、第一次世界大戦(1914~1918)の後、荒廃したヨーロッパの産業・経済の復興と自由な国際通商の実現を目指して、1919年10月、米・英・仏・伊・ベルギーなどの産業人4,000人が米国アトランティック・シティに集まって開催された「アトランティック国際通商会議」をもって嚆矢とする。その結果、1920年5~6月パリに於いてICC創立総会が開かれ、以来民間企業の世界ビジネス機構として活動している。世界130カ国以上の国内委員会等及びその直接会員である企業・団体より構成される。
ICC 本部事務局(フランス・パリ)
(International Chamber of Commerce Global headquarters)
- 住所
- 33-43 avenue du Président Wilson,
75116 Paris, FRANCE - Tel
- +33 1 49 53 28 28
- Fax
- +33 1 49 53 28 59
- icc@iccwbo.org
- Web site
- http://www.iccwbo.org/
目的
- 国際貿易(商品・サービス)と投資を促進する
- 企業間の自由かつ公正な競争の原理に基づく市場経済システムを発展させる。
- 世界経済を取り巻く様々な問題(環境、社会問題、等々)への提言を行う。
活動
※2016年12月、国連総会最終承認において、ICCに国連総会のオブザーバー・ステータスが正式に与えられた。
- WTO、UNCTAD、UNDP、UNIDO、UNEP、 UNCITRAL、 WIPO、 EU、 OECD/BIAC、 WCO等の国際機関、各国政府特にG7およびG20サミット参加国首脳に対し、民間の立場からの積極的な意見具申/政策提言を続けている。
- 国際取引慣習に関する共通のルール作りを推進。「インコタームズ(貿易取引条件解釈の国際規則)」「信用状統一規則」「取立統一規則」「銀行間補償統一規則」「仲裁規則」「友誼的紛争解決規則」「契約保証証券統一規則」「請求払保証に関する統一規則」「UNCTAD/ICC複合運送書類に関する規則」等々。
- 国際商事取引紛争に関する情報提供活動を推進
- 商事犯罪や海賊事件等に関する情報提供活動の推進
役員
会長 (Chair) |
Philippe VARIN (フィリップ・ヴァラン) ICCフランス会長 (フランス) |
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第一副会長 (FirstVice-Chair) |
Harsh PATI SINGHANIA (ハーシュ・パティ・シンガニア) Vice-Chair and Managing Director, JK Paper Ltd.(インド) |
副会長 (Vice-Chair) |
Shita KAMDANI (シンタ・カムダニ) CEO Sintesa Group(インドネシア) |
Patrick OBATH (パトリック・オバト) Managing Consultant(ケニア) |
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事務総長 (Secretary General) |
John W.H. DENTON AO(ジョン・デントン) Partner and CEO, Corrs Chambers Westgarth(豪州) |